研究課題/領域番号 |
20K12317
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
|
研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
日下部 尚徳 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 准教授 (60636976)
|
研究分担者 |
杉江 あい 名古屋大学, 高等研究院(環境学), 特任助教 (10786023)
大橋 正明 聖心女子大学, 現代教養学部, 非常勤講師 (20257273)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 難民 / ロヒンギャ / バングラデシュ / レジリエンス |
研究成果の概要 |
本研究においては、バングラデシュに避難したロヒンギャが暮らす難民キャンプにおける生活実態と支援状況を把握するためにフィールド調査を実施し、長期化するロヒンギャ難民問題の課題を明らかにした。これにより、難民・ホストコミュニティ間の軋轢の深化や、ロヒンギャ難民キャンプにおける治安の悪化の要因が明らかとなった。また、現地における量的・質的調査から得られたデータをもとに『The Rohingya’s Predicament from Bangladeshi / Japanese Perspectives: Between Acceptance and Friction』を出版した。
|
自由記述の分野 |
地域研究
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて、一時居住を前提としたキャンプに暮らす難民が抱える生活課題を特定し、中・長期的にも対応可能な難民支援策を講じることで、キャンプにおける難民のレジリエンスを向上させ、帰還や第三国定住にむけた希望を延展することが可能になると考える。また、バングラデシュに暮らすロヒンギャの生活課題に関しては先行研究がほとんどなく、支援の新規参入を拒む要因となっていることから、本研究の完成は官(ODA)・民(NGO)ともにロヒンギャ難民支援に積極的な日本にとって、より効果的な政策立案とその実施に寄与しうる。
|