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2021 年度 実施状況報告書

人的資本誘導型経済成長下の農村貧困問題-フィリピン米作農村を事例として

研究課題

研究課題/領域番号 20K12323
研究機関鹿児島大学

研究代表者

西村 知  鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (20253388)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードフィリピン / 農村 / 労働 / ビジネス
研究実績の概要

令和3年度も、令和2年度に引き続きコロナ感染症の拡大のため海外渡航制限がかかり、本研究の主要な内容であるフィリピン農村での現地調査を遂行することができなかった。そのため、国内、特に鹿児島県内の離島や山間部に居住し労働するフィリピン人の実態調査を行った。離島は、鹿児島県の喜界島をフィールドとした。山間部は、鹿児島県の大隅地方をフィールドとしたその結果、山間部の調査においては以下の2点が明らかになった。フィリピン人技能実習生が本国の制度によって守られており、受入れ企業からも法律遵守の面、労働の質の面で高く評価されていることがわかった。また、フィリピン人の定住者が、フィリピンの食文化や商慣行に基づいたユニークなビジネスを行っていることが明らかになった。離島の調査においては、フィリピン人定住者が、長期に居住することによっって、島民に受け入れられ、そのことが職探し、職の高度化につながっていおることを明らかにした。研究成果は、大学の紀要(経済学論集)への投稿や日本島嶼学会の全国大会での報告という形で行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ感染拡大による海外渡航制限。

今後の研究の推進方策

海外渡航制限が緩やかになった場合、フィリピンでの農村調査を感染対策をしながら行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ感染拡大のため海外渡航制限がかかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Filipino Workforce for Regional Economy: Some Remarks on Agriculture in Ohsumi Region, Japan2021

    • 著者名/発表者名
      Nishimura, T. Jo-Ann, Nishimura, Satoru, and Hagino, Makoto
    • 雑誌名

      経済学論集

      巻: 第 97 号 ページ: 47,105

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 離島の多文化社会化と外国人労働力の定着:喜界島の事例研究2021

    • 著者名/発表者名
      西村知、スリット・アロンドラ、萩野誠
    • 学会等名
      日本島嶼学会

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公開日: 2022-12-28  

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