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2023 年度 研究成果報告書

米国のオルトライトの世界的展開に関する民族誌的考察

研究課題

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研究課題/領域番号 20K12352
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

渡辺 靖  慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (70317311)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードアメリカ / 白人 / ナショナリズム / オルトライト
研究成果の概要

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2020年度は占領期の日本における白人(白人アメリカ人)をめぐる認識や受容の歴史に関する文献調査に切り替えた。2021年度は当初予定していたウクライナ訪問が不可能になった。そのため、米国で白人ナショナリストの活動家などへのヒアリングを行った。2023年度は極右勢力が台頭しているイタリアで調査を行った。2024年は、比較分析の見地から、イスラム過激主義の動向と対策についてインドネシアで調査を行った。オルトライトは自国第一主義的な外交政策と親和性が高いが、そうした内向きのナショナリズムの影響を最も受けやすい地域として台湾と韓国で調査を行った。

自由記述の分野

アメリカ研究、文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

コロナ禍によって直接的なアウトリーチが困難になったものの、その代替手段としてZoomなどを利用したコミュニケーション、あるいは秘匿性の高いSNSなどを通して、オルトライト運動がトランスナショナルなネットワークを構築していることが明らかになった。また、反ワクチンや反ロックダウンなどの政策、さまざまな陰謀論との関係も把握することができた。さらにはオルトライトを過激主義の一つとして捉え、他地域の過激主義との比較を行い、かつ自国第一主義的なナショナリズムとの関係などを考察した。いずれも現代が直面する課題であり、学術面のみならず、より広い公益に資するものと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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