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2022 年度 実施状況報告書

インド人看護師の国際労働移動の変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K12362
研究機関独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所

研究代表者

辻田 祐子  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究員 (60466068)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード国際労働移動 / 看護師 / インド
研究実績の概要

本研究は、主要な看護師送り出し国であるインドからの看護師の国際労働移動が、インド国内での最低賃金制度の導入後にどのように変化したのかを分析することを目的とする。インドにおける先行研究では、給与水準がはるかに低い私立病院勤務の看護師の間で国際労働移動への強い選好がみられることが指摘される。しかし、2018年、私立病院に州政府の定める最低賃金を看護師に支払うことが義務づけられるようになった。本研究では、最低賃金制度の導入という労働条件の変化が国際労働移動にどのように影響したのかを、2016~17年に調査した看護師の追跡調査より検証する。これにより、インドの医療分野における重要な政策課題である看護師不足への政策含意を導くことも目指す。
2022年度より調査票を用いた調査をオンラインに切り替えた。2022年度の成果としては、共著論文2本が洋書(海外出版社)のチャプターとして掲載された。ほかにも投稿中の共著論文が2本ある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査対象である看護師へのインタビューをオンラインに切り替えたため、時間を要している。

今後の研究の推進方策

オンラインでの調査を着実に続け、現地調査についても実施する。

次年度使用額が生じた理由

現地調査が実施できなかったため

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] International Nurse Migration from India: Time to Say Goodbye?2023

    • 著者名/発表者名
      Tsujita, Yuko
    • 雑誌名

      IDE Research Columns

      巻: - ページ: -

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 国境を越える看護師と医療体制確保との両立―インドのジレンマ2022

    • 著者名/発表者名
      辻田祐子
    • 雑誌名

      IDEスクエア

      巻: - ページ: -

    • オープンアクセス
  • [学会発表] Return Migration and Intensions to Emigrate Again:A Study of Indian Nurses Returned from Gulf Cooperation Countries2023

    • 著者名/発表者名
      辻田祐子
    • 学会等名
      日本南アジア学会
  • [図書] India Migration Report 20222023

    • 著者名/発表者名
      S. Irudaya Rajan
    • 総ページ数
      413
    • 出版者
      Routledge
    • ISBN
      9781032324579

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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