研究課題/領域番号 |
20K12397
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
山田 菜緒子 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (80818097)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ツアーガイド / インタープリテーション / ビジター体験 / トレーニング |
研究実績の概要 |
全般的に、計画していた対面型のトレーニングを実施できないため、計画の大幅な変更が必要となっている。昨年度の進捗は計画の半分以下と悪く、現状に合わせて集合環境や学びに対する新たなニーズに応えるものを計画している。具体的には対面型のものを、オンライン・非接触型で実施可能であるか関係者と協議を重ねてきている。 実施したものとして、計画通りに文献調査によるトレーニング内容の検討を開始し、テキストの作成にも着手し現在取組中であり、海外研究者ともメールおよびオンライン会議にて協議を継続している。また、計画外である新たなトレーニング方法(オンライン、遠隔、非接触型)および内容(ノンパーソナル、自然文化歴史資源)の検討を開始した。さらに、コロナ禍でのツアーガイド環境について現状把握とニーズ把握を開始し、調査に新たな対象が追加された。国外研究者との協議はメール及びオンライン会議にて継続中である。11月にはNational Association for Interpretationにてオンライン口頭発表をおこなった。 遅延しているものとして、海外でのトレーニング参加を通した実地調査についてはトレーニング中止のため延期となっている。再開された場合には参加して実地調査を行う予定である。その一方で、計画外でありながら新たな環境に合わせた新しいトレーニングが開始されてきているため、それらへの参加と実地調査も行う必要が出てきた。新たなトレーニングでの実地調査をまずは進める必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
全般的に、計画していた対面型のトレーニングを実施できないため、計画の大幅な変更が必要となっている。昨年度の進捗は計画の半分以下と悪く、現状に合わせて、遠隔でのトレーニングを実施しなくてはならない。また、国外において参加調査すべきトレーニングも中止となっているため、トレーニングの再開を待っている状態である(時差がありオンライン・遠隔型では参加が困難であるため参加調査可能な時期と方法を検討している)。一方で、実務家との協議は継続している。
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今後の研究の推進方策 |
1文献調査によるトレーニングの現状と課題の把握(現在進行中のものの継続) 2実務家とのトレーニング内容と方法の検討(現在進行中のものの継続) 3オンライントレーニングへの参加調査(調査対象に新しく追加) 4現地での対面型トレーニングへの参加調査(再開されれば実施) 5国外研究者との協議、新たな研究対象の検討、研究成果の発表(現在進行中のものの継続)
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍による計画の中断と変更のため、計画を遂行できませんでした。
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