研究課題
基盤研究(C)
観光分野研究者、観光関連機関からの定義が主で、目的、行為の説明に主眼が置かれていたウェルネスツーリズムの定義に対し、本研究ではウェルネスツーリズムはウェルネス産業と観光産業の2つの大きく成長する産業を掛け合わせて相乗効果を発揮する融合分野(荒川,2023)と解釈し、ある観光形態の呼称ではなくウェルネス(輝く人生への様々なアクション)をメニュー、プログラムとして旅行・滞在を通して提供しウェルビーイング(よりよい状態)へ導く総称である新しいアフターコロナのウェルネスツーリズムの定義を確立した。
ウェルネスツーリズム
ウェルネス産業の視点からのウェルネスツーリズムに関する明確な定義がこれまで存在していなかった。欧米中心からアジアの時代における新しい視点から、コロナを経た世界、社会、価値観の一大転換期として、新しい時代のウェルネスツーリズムを日本から発信していくことは大きな意義があると考えられた。