• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

我が国ブライダルツーリズムのビジネスモデル化研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K12432
研究機関千葉商科大学

研究代表者

今井 重男  千葉商科大学, サービス創造学部, 教授 (40596657)

研究分担者 山田 耕生  千葉商科大学, サービス創造学部, 教授 (70350296)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードブライダルツーリズム / ブライダルサービス / ニューツーリズム / 新婚旅行(ハネムーン) / リゾートウエディング
研究実績の概要

本年度もCOVID-19感染の拡大と収束が繰り返され、当該研究に必須と考えられる国内外の観察地域渡航がほとんど実施できなかった。
数少ない現地訪問は、昭和30~40年代に新婚旅行地としてブームに沸いた宮崎と、戦後復興期に、主に関東在住の新婚カップルに人気の旅行地であった熱海の2か所にとどまった。前者は、新旧皇族の宮崎訪問、新婚者向け夜行急行の導入、我が国初の地方空港ジェット化、テレビ小説の舞台、映画の舞台などが総合して大ブームを引き起こしたが、それを仕掛けた人物がいることが明らかになった。さらに、実は戦前期にもマーケティング活動によって宮崎が旅行地として注目を集めたことも分かった。一方の熱海は、同市役所の協力のもと、現在は閉館し歴史資料館となっている高級老舗旅館に残された宿泊関連書簡を借りることができ、今後その分析を行う予定である。現在のようなITによる宿泊予約が存在しない時代に、手紙による予約手続きから、同時代の新婚旅行カップルの様相を探る。両地域とも、訪問を通じて興味深い資料渉猟がなされた。翌年度、これらを整理して学会発表したいと考えている。
COVID-19の分類変更が実施された翌年度(本報告書作成時点・2023年5月)は、これまでの遅れを取り戻すべく集中して観察地訪問を計画している。研究最終年度として、最終成果作成のため、観察地訪問にとどまらず、研究に資する諸活動を精力的に実施する覚悟である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

上記の研究実績概要でも触れたが、当初予定していた観察地域渡航が実施できなかったことにより、研究活動が制約されたことによる。

今後の研究の推進方策

当初計画に準拠するかたちで、遅れた活動を取り戻しつつ、ある部分では大胆に計画を見直し(一部計画を断念)研究推進する。

次年度使用額が生じた理由

繰り返し記述しているように、研究遅れに伴い発生した費用差額である。

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi