研究課題/領域番号 |
20K12432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 千葉商科大学 |
研究代表者 |
今井 重男 千葉商科大学, サービス創造学部, 教授 (40596657)
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研究分担者 |
山田 耕生 千葉商科大学, サービス創造学部, 教授 (70350296)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ブライダル・サービス / ブライダルツーリズム / 新婚旅行 / リゾートウエディング |
研究成果の概要 |
当初の研究計画では、文献調査、業界関係者およびブライダル・サービス利用者のインタビュー調査を通じて、ブライダル・サービスとニューツーリズムの関係性整理とブライダルツーリズム輸入の仮説構築を行う予定であった。 しかし研究開始時(2020年度)以降、新型コロナウイルス感染拡大によってブライダル市場はほとんど活動停止状態に陥った。特に国内外の観察地域渡航が実現しなかったため、代替措置として研究テーマに直接的・間接的に関連ありそうな資料渉猟とその精読を基本とした研究活動を推進した。そして研究期間延長を申請した研究4年目に、後れを取り戻すべく各観察地を訪問しインタビューを実施した。
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自由記述の分野 |
ブライダル・サービス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究を通じて次の点が明らかになった。1点目は、利用者の著しいニーズの変化を覚知したことである。例えば新婚旅行先が海外から国内へシフトしたことなどは典型的事例である。また、これまで結婚式後であった旅行実施時期が、式前ニーズが増えた点も大きな変化である。2点目は、リゾートウエディングに代表されるブライダルツーリズムの実施規模が小さくなったことである。結婚する2人だけや、家族が帯同する程度の規模が主流で、以前散見されたような友人知人や同僚も招待するスタイル激減した。このような、利用者ニーズの学術的な分析は、ささやかながらサービスを提供する側にとって有用な示唆を与えられたのではないか、と自負する。
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