研究課題/領域番号 |
20K12448
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研究機関 | 北星学園大学短期大学部 |
研究代表者 |
森越 京子 (横山京子) 北星学園大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (40299730)
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研究分担者 |
永井 隼人 和歌山大学, 観光学部, 准教授 (80784280)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | ワーキング・ホリデー / ニセコ / 観光 / ホスピタリティ産業 |
研究実績の概要 |
今年度の研究は、2023年3月実施した二セコ地域のインターナショナル・ワーキング・ホリデー・メーカーへのアンケート調査結果の集計から始まった。アンケート参加者59名のデータを集計し、参加者のプロフィール、ニセコでのワーキング・ホリデー参加理由、滞在期間、職種、時給、消費額、観光行動、日本語力、生活や仕事に対する満足度等を集計しまとめた。上記アンケート調査の結果については、2023年12月に、Travel and Tourism Research Association Asia Pacific Chapter (TTRA-APac)にて、発表を行った。タイトルは、An Investigation of International Working Holiday Makers in Niseko, Japan: Their Work and Life Experiencesである。この発表に関して、他の研究者から質問や助言を受け、今後の研究活動への示唆となった。
2023年10月にニセコ地域を訪れ、ワーキング・ホリデー・メーカー受け入れ企業や地域の観光団体の担当者とミーティングの機会を持ち、小グループでのデスカッション形式で、アンケート結果に関して、それぞれの見解をお聞きした。このミーディングでは、それぞれの立場からアンケート調査結果に対してコメントをいただき、ワーキング・ホリデーメーカーの生活や仕事について理解を深めた。この内容については、2024年6月の国内の学会で発表予定である。
2023年3月~4月にかけて、同じアンケート調査をオンラインで実施した。この調査は、ニセコプロモーションボードや地域の企業の協力を得て実施することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ポストコロナとなり、海外からワーキング・ホリデー・メーカーがニセコ地域に本格的に戻ってきた。このことから、2022-2023年ウインターシーズン、2023-2024年ウインターシーズンの2回、インター・ナショナル・ワーキング・ホリデー・メーカーにアンケート調査を実施することができた。また、そのアンケート分析の課程で、ニセコ地域のステークホルダーからも意見をお聞きし、インターナショナル・ワーキング・ホリデー・メーカーの生活や仕事について理解を深めることができた。これらのまとめは、研究最終年度に、国内外の学会で発表し、論文投稿を予定していることから、順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年3月~4月に2回目のアンケート調査を実施し、その結果を集計分析する。また、これまでの調査結果について、2024年6月に国内の観光関連学会で発表を予定している。8月には、観光学の専門家をお招きして、これまでの研究報告会を実施予定である。11月には、国際学会での発表を準備している。また、これまでの研究の成果を、国内外のジャーナルへ投稿予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
最終アンケート調査が2024年4月に終わる予定であり、アンケート実施費用が必要である。また、その結果を受けてインタビュー調査をするために人件費が必要である。研究のまとめとして、国際研究会をするために、研究者招聘費用が必要である。
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