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2020 年度 実施状況報告書

女性の連帯が女性議員を増やすメカニズム-ルワンダと日本との比較政治学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K12473
研究機関京都女子大学

研究代表者

戸田 真紀子  京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (40248183)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード女性議員比率 / ジェンダー平等
研究実績の概要

大変残念なことであるが、新型コロナ感染拡大により、予定通りの研究を進めることはできなかった。
2020年度の研究は文献調査と国内調査だけになった。
コロナ感染拡大による渡航制限により、ルワンダでの現地調査(インタビュー)はすべてキャンセルとなり、現地の研究協力者の安否確認を行うだけとなった。
他方、国内での女性議員へのインタビューは、緊急事態宣言の合間に、一度だけ他府県に赴き、実施することができた。協力をお願いした研究者のご尽力のおかげで、地域のリーダー的存在の議員、中堅議員、若手議員と、各世代から話を伺うことができた。また、当該地域では女性議員の協力体制ができあがっており、本研究の目的である女性議員の連帯の形成について、重要な情報を得ることができた。他地域ではなかなか存在しない女性議員の協力体制がどのようにつくられ、なぜ長期間維持できているのかについて、さらなる調査を次年度に引き続き行うことで、関係者からもご快諾をいただくことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

勤務地が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域になったことで、勤務先の学園長名で出張は原則禁止とされ、海外調査はもちろんのこと、国内調査にも出向くことがなかなかできなかったため。

今後の研究の推進方策

女性議員の連帯について、次年度も引き続き、国内でのインタビュー調査を行う予定である。込み入ったことを伺うため、インタビューはオンラインではなく対面で行うことにしていることと、勤務地が非常事態宣言の対象地域となることが多いため、インタビューは今後のワクチン接種の進捗状況に左右されるところが大きいが、昨年度のインタビューに基づき、文献調査は問題なく進めることができる。海外調査については、インタビューでコロナ感染するようなことがおこらない状況になるまで、研究協力者とインタビューをお願いする方々の安全が確保できるまで、延期せざるを得ないと考えている。その分、文献調査を進め、コロナ収束後にすぐに動けるように準備しておきたい。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染拡大により、出張が原則禁止になったことが最大の理由である。次年度は、ルワンダと日本でのワクチン接種状況をみながら、インタビュー調査と文献調査の比重を検討することで、最終目的に到達できるように研究計画を再検討するつもりである。また、現地の組織などに調査の委託をすることも検討したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アフリカにおける紛争の現状と原因、そして今後の展望:国民を守る政府を求めて2020

    • 著者名/発表者名
      戸田真紀子
    • 学会等名
      日本平和学会

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公開日: 2021-12-27  

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