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2022 年度 実施状況報告書

女性の連帯が女性議員を増やすメカニズム-ルワンダと日本との比較政治学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K12473
研究機関京都女子大学

研究代表者

戸田 真紀子  京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (40248183)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード女性の政治参加 / 女性の連帯 / ルワンダ / 日本 / 家父長制社会 / ジェンダー
研究実績の概要

本研究はルワンダと日本でそれぞれ現地調査を行うことによって成立するものであるが、ルワンダでの現地調査については、令和4年度も新型コロナウイルス感染症の影響により、研究代表者が海外渡航することができず、またインタビュー調査を現地で安心して行うことができる条件が整ったという判断をすることもできず、研究協力者に調査を進める依頼も行わなかった。このため、研究代表者と現地の研究協力者によるルワンダでの現地調査を行うことができず、研究実施計画からかなり遅れた状況になってしまっている。他方、研究代表者が担当している日本国内での調査については、地方議会の女性議員、自治体の男女共同参画部署の関係者、女性の政治参加を推進するNPO団体の関係者などへのインタビュー調査を順調に進めることができた。特に、女性の政治参加を推進する機運の高い地域に限れば、なぜ女性の連帯が強いのかというリサーチ・クエスチョンに対して、仮説を検討するための材料を相当程度集めることができている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者が単独で行っている日本でのインタビュー調査は順調に進んでいるが、新型コロナウイルス感染症の影響でルワンダでの現地調査が行えていないため。

今後の研究の推進方策

海外調査については、令和5年度はルワンダに渡航し、現地の研究協力者と遅れている研究計画にどのように対応するかについて相談する予定である。新型コロナウイルス感染症の影響は続いているため、現地政府の方針に従いながら、できる範囲の調査を行う。国内調査については、引き続きインタビュー調査を行う。特に、これまでは女性の政治参加に前向きな地域における女性の連帯に焦点を当ててきたが、令和5年度は、これに加えて、女性の政治参加への行政の配慮があまり行われていないと判断できる地域でのインタビュー調査を進めていく予定である。文献調査については従来通り進めていく。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の影響により海外渡航及び海外調査ができなかったことにより、次年度使用額が生じた。令和5年度は海外渡航及び海外調査を行う予定であるので、渡航費や調査費で大きな支出となる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 戦争と平和のジェンダー:市民としてできることは何か2022

    • 著者名/発表者名
      戸田真紀子
    • 雑誌名

      生活協同組合研究

      巻: 561 ページ: 22-29

    • DOI

      10.57538/consumercoopstudies.561.0_22

    • 査読あり
  • [図書] Female Genital Mutilation/Cutting: Global Zero Tolerance Policy and Diverse Responses from African and Asian Local Communities2023

    • 著者名/発表者名
      Kyoko Nakamura, Kaori Miyachi, Yukio Miyawaki, Makiko Toda eds.
    • 総ページ数
      210
    • 出版者
      Springer
    • ISBN
      978-981-19-6722-1

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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