研究課題
基盤研究(C)
本研究は文書史料を基礎資料として20世紀後半の日本における企業内デザイン組織の展開過程について考証した。家庭電化品ならびに映像音響のメーカーをデザイン部門における1950年代から1980年代のデザイン活動と組織構成,活動ビジョン,職務内容について確認し,生活提案型デザインとしての役割の重要性の高まりに伴う商品企画への参画,企業における事業領域の拡大に伴う新たな役割を検証した。
デザイン
日本現代デザイン史研究において,デザイン史研究リソースとして複合的・多角的な観点からの考証を行い,情報元や調査方法の複線化により妥当性を高めるトライアンギュレーションの一端を担う成果を得た。