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2022 年度 研究成果報告書

TUL用ファイバ型レーザ誘起気泡が周囲場へ及ぼす熱・流体的影響の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K12610
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90110:生体医工学関連
研究機関金沢工業大学

研究代表者

杉本 康弘  金沢工業大学, 工学部, 教授 (00319039)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード結石破砕 / レーザ誘起気泡 / CEM43℃ / TUL / URS / Bubble dynamics
研究成果の概要

TULあるいはURSは代表的な尿路結石治療の方法である.この治療では医師が内視鏡で結石を確認しながら,光ファイバを介して幹部へパルスレーザを照射し,結石を破砕する.ここに,結石の破壊メカニズムとしてPhotoacoustic(気泡形成・崩壊時の衝撃)的なもの,およびPhotothermal(レーザの熱)的な要素が存在する.一方,これらは破砕すべき結石の移動,照射されるパルスレーザのエネルギの熱による周囲の生体組織への熱的なダメージの発生が問題となる.本研究課題を通して,治療時を模擬して結石挙動,気泡挙動を明らかにするとともに,温度計測を行って周囲組織への熱傷発生の可能性を示した.

自由記述の分野

流体工学,生体医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

TULを用いた結石破砕において最終的に患者および医師に負担の少ない手術法を提案することが本研究の目的である.臨床医師は症例,すなわち経験が多いほど治療スキルが高くなる.これは経験つまり工学分野における実験を繰り返しているからである.この作業をできるだけ少なくできれば,患者の負担及び医師の負担の軽減につながる.本研究成果で示した気泡挙動,結石の挙動,熱傷領域の評価によって,医師の手術における効果的およびリスクの高いレーザ照射条件を提示できた.この知見は臨床医師の負担軽減と患者へのリスク低減につながると考える.

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公開日: 2024-01-30  

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