• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ヒト由来生体材料を利用した新規再生医療材料の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K12642
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関富山大学

研究代表者

岡部 素典  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (60283066)

研究分担者 吉田 淑子  富山大学, 医学部, 客員教授 (00171421)
松村 和明  北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00432328)
野村 義宏  東京農工大学, 農学部, 教授 (10228372)
芳村 直樹  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (20401804)
長田 龍介  富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (40293310)
頭川 峰志  富山大学, 附属病院, 診療助手 (30456389)
大場 次郎  順天堂大学, 医学部, 准教授 (40829727)
林 京子  中部大学, 大学院工学研究科, 客員教授 (60110623)
荒井 健一  富山大学, 学術研究部医学系, 客員助教 (40752960)
伊藤 哲史  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (90334812)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードHD羊膜 / 慢性瘻孔(EAF) / 重症熱傷 / 抗ウイルス効果 / 癒着防止作用 / 特定臨床研究 / トランスレーショナルリサーチ / 開発
研究成果の概要

本研究では、難治性皮膚創傷モデルとして①「露出腸管を伴う開放創モデルマウス」と②「Ⅲ度熱傷モデルマウス」を作製し、ハイパードライヒト乾燥羊膜(HD-AM)とヒト羊膜間葉系幹細胞(hAMα)の創傷治癒効果を検討した。HD-AMにより、炎症期の浸潤細胞が増加し、IL-6/IFN-γが一過性の上昇、PGE2/IL-10が炎症期から持続性の上昇、を示した。VEGFは炎症期に一過性の上昇を示し、新生血管を誘導した。hAMαはその血管を成熟させることで肉芽形成を促進させた。
HD-AMは浸潤細胞の足場になることで治癒促進の主体となり、炎症期と増殖期を促進することで早期に良質な肉芽形成を導いた。

自由記述の分野

再生医学、組織学、薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

1)患者と病態を知ったうえで疾患に適した実験モデルを確立できた。これにより「安全性」と「有効性」が確認でき、臨床研究・治験へと進むことができる。
2)モデルの治癒過程において、1:羊膜の創傷治癒への作用機序を解明する第一歩となった。これは植皮術を後に控えた治療での、良質な肉芽組織再生(真皮再生:移植床の形成)の機序を解明することであり、得られた知見から2:新たな治療方法の開発(生理活性物質の医薬品化・バイオマテリアルの開発)へと発展することが見込まれる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi