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2022 年度 実績報告書

ハイブリッドバイオナノカプセルと配糖体プロドラッグによる輸送効率の高いDDS技術

研究課題

研究課題/領域番号 20K12650
研究機関大分大学

研究代表者

下田 恵  大分大学, 医学部, 准教授 (40284153)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード配糖体プロドラッグ / DDS
研究実績の概要

合成により得られたプテロスチルベン配糖体について、薬物送達システムの担体バイオナノカプセルへの使用の検討を行った。バイオナノカプセルとして脂質二重膜リポソームと同じ内部環境のナノカプセルを研究に使用するための試料の調製を行い、配糖体とのハイブリッドな薬物送達システムの開発を検討した。ナノカプセルの原料となるプレソームを、官能基部位と水分子との相互作用ならびに疎水性部位の集積による二重膜の生成を促進するため、膜フィルムを形成させた。プレソームに有機溶媒としてエチルアルコール、アセトン、クロロホルムを使用して完全に溶解させ、溶液状態にした。上の溶液をナス型フラスコへ移し、研究室に現有する機器であるロータリーエバポレーターを使用して、有機溶媒を除去し、均一に広がった膜フィルムを作成した。有機溶媒の完全な除去のためナス型フラスコを真空ポンプを使用して減圧し、窒素による置換を行った。2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオールと塩酸を使用して調製した緩衝溶液を加えて最適温度に調節した恒温槽によりインキュベーションを行った。ボルテックスミキサーを用いて撹拌する事によりナス型フラスコの壁面から機械的にフィルムを剥がして水和させ、プテロスチルベン配糖体を加えた。研究室に現有する機器である超音波発生器を使用してナノカプセルを形成させた。溶液をSephadex G-50を使用するゲル濾過クロマトグラフィーによる精製を行い、形成されたナノカプセルと低分子化合物群に分離した。低分子化合物群にプテロスチルベン配糖体が含まれるか、薄層クロマトグラフィー板を用い、アニリンとジフェニルアミンによる検出を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Effect of magnesium ion on the radical-scavenging rate of pterostilbene in an aprotic medium: mechanistic insight into the antioxidative reaction of pterostilbene.2022

    • 著者名/発表者名
      Ikuo Nakanishi, Yoshimi Shoji, Kei Ohkubo, Megumi Ueno, Kei Shimoda, Ken-ichiro Matsumoto, Kiyoshi Fukuhara, Hiroki Hamada
    • 雑誌名

      Antioxidants

      巻: 11 ページ: 1-8

    • DOI

      10.3390/antiox11020340

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2023-12-25  

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