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2022 年度 研究成果報告書

マイクロニードルを応用した血液凝固因子を含まない新しい止血デバイスの創成

研究課題

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研究課題/領域番号 20K12658
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

加藤 暢宏  近畿大学, 生物理工学部, 教授 (60309268)

研究分担者 田中 篤  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50458072)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードマイクロニードル / 止血 / 生分解性 / 3Dプリンタ
研究成果の概要

止血に用いられる血液製剤にはわずかとは言え感染リスクが伴う。非生体由来の材料で短時間での止血を達成できるデバイスの開発が求められている。本研究課題では経皮薬剤送達デバイスとして開発されてきたマイクロニードル(MN)に着目した。微細針のアレイで構成されるMNパッチを、外科手術の際に止血を必要とする臓器表面に貼付し、創面を物理的に固定、保持することで止血を促進する事が可能となった。臨床への応用を目指し、MNパッチの大型化手法を確立し、臓器の運動を阻害しない柔軟なメッシュ状のMNパッチの力学的特性を明らかにした。

自由記述の分野

微細加工

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の経皮薬剤送達用のマイクロニードル(MN)パッチでは全く考慮されてこなかった、パッチ基部の機械的な構造に着目した。新規の構造を考案し、パッチ基部に物理的な機能性を持たせることで、パッチの可撓性および伸展性を劇的に向上させる事に成功した。さらに光造形3Dプリンタによる原型作成およびFDM式3Dプリンタによるポリ乳酸メッシュシートの作成手法を確立した。これにより、大面積の止血用マイクロニードル(MN)パッチを迅速かつ安価に作成することが可能となった。

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公開日: 2024-01-30  

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