研究課題/領域番号 |
20K12693
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
富川 盛雅 九州大学, 大学病院, 特別教員 (60325454)
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研究分担者 |
長尾 吉泰 九州大学, 大学病院, 助教 (70608968)
赤星 朋比古 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20336019)
植村 宗則 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (50636157)
家入 里志 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
村田 正治 九州大学, 先端医療オープンイノベーションセンター, 教授 (30304744)
江藤 正俊 九州大学, 医学研究院, 教授 (90315078)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 内視鏡外科学 / 外科手術教育 / 外科手術トレーニング / コンピュータ外科学 / 医用システム |
研究実績の概要 |
申請者らの開発した腸管縫合シミュレータは、タスクを完了し完成させた縫合の質をも定量的に評価することが可能である。 内視鏡外科手術トレーニングセミナー前後の縫合結紮手技を数理学的に解析した結果、1.熟練 医はより自然で安定した手の動きをしている。2.トレーニングにより修練医は熟練医のスコア に近づく。3.トレーニング後にスコアの低下を来す集団が存在し、そのキャリアや個性に一定の 特徴がある。4.これらの特徴をより明確に整理することにより個々人に適ったトレーニング目 標を設定できる可能性がある。ことなどが明らかとなった。また、30名以上の熟練医の腸管モデル縫合中の動作の手術工程解析(SPM)とビッグデータ解析技術を融合させた縫合の定量的品質評価により、①術前計画と術中の操作による相違点の自動抽出、②熟練医の無駄のない動作と高品質の手術結果との関係を解明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究分担者の異動等に伴い、研究費使用に遅延が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画を着実に実施すると共に、臨床的により価値ある成果を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
必要解析量が不足している判断に至ったため、専門的な知識と技術が必要な数理学的解析の一部を専門家に委託する解析委託費は未執行となり、326,483円が次年度使用額として発生した。
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