東方教父オリゲネスの著作から、オリゲネスにおける徳理解について探究し、さらに彼の門下生タウマトゥルゴスの証言から、オリゲネスの生涯にみる徳実践のありかたについて検討した。そのさい、オリゲネスの信仰と祈りが彼にどのような影響を及ぼすのかについても考察した。 それらは、「オリゲネスの信仰にみる徳実践の可能性」(『宗教と倫理』21号、15-29頁)および「オリゲネスとことば―神の像とそこに向かう生を求めて―」(『ことばの力―キリスト教史・神学・スピリチュアリティ』キリスト教新聞社、2023年3月)に発表した。 当初は福祉共同体ベーテルを訪問予定であったが、新型コロナ感染症拡大により中止した。
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