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2022 年度 実施状況報告書

日本舞踊における「体幹部」の技法の多角的解明と新たな指導体系の構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K12885
研究機関東京藝術大学

研究代表者

宇津木 安来  東京藝術大学, 大学院音楽研究科, 研究員 (30846621)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードモーションキャプチャ / 動作解析 / 舞踊 / 日本舞踊 / バイオメカニクス / パフォーマンス
研究実績の概要

本研究の目的は、熟練者特有に見られる体幹部の動作的特徴と心的特徴を、 生体工学と神経科学の観点から解明することである。 2021年度は、2020年度に行っ た光学式モーションキャプチャを用いた本格的な熟練者の計測と、二次元の映像から深層学習を用いて人物のポーズを可視化するopenposeのプログラムを用いた熟練者の計測を動作解析作業に加え、実践的な知見を取材、2022年度の脳活動分析に向けた準備を行った。本年はコロナの深刻な影響により本来行うはずであったモーションキャプチャによる本格的な計測を2022年度へ繰り越した。

2022年度は、予定通りモーションキャプチャの計測を行い、熟練者のデータを取得した。一方で、コロナの影響から大人数に対してのモーションキャプチャの計測と、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いた舞踊動作時の脳活動分析については思ったように進めることができなかったため、一年間の研究期間の延長を決断した。

2023年度についてはコロナの影響が少なくなることが見込まれるため、ここ数年で思うように行うことができなかった実験を行い、研究を進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度、2021年度、2022年度の3年間を通してコロナ禍であったため、接触を避けることのできない本格的な計測を行うことが難しい状況であった。特に本研究の対象とする分野である日本舞踊の業界は、若手であっても日常的に高齢の先輩方との接触が多い業界であるため、他の業界以上に感染に気を使う必要があった。 そのため、当初想定していた計画に対してなかなか実験を行うことが難しい状況にあった。

今後の研究の推進方策

コロナ禍でなかなか思うように行うことのできなかった計測実験を行う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍により進んでいなかった計測実験を2023年度に行うため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 美しさや感情を感じさせる動きの要素の検討2023

    • 著者名/発表者名
      若林実奈, 田中拓海, 宇津木安来, 向井香瑛, 今水 寛
    • 学会等名
      第5回 超適応全体会議

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公開日: 2023-12-25  

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