研究課題/領域番号 |
20K12974
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
銅堂 恵美子 福岡大学, 人文学部, 准教授 (10760613)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | トニ・モリスン / ウィリアム・フォークナー / 所有 / 人種 / アメリカ文学 / アフリカ系アメリカ文学 |
研究実績の概要 |
令和5年度は、学会発表や論文という形での研究実績を残すことは叶わなかったが、トニ・モリスンの後期作品、およびモリスンとフォークナーのインタビューやエッセイ等の小説以外の文献収集・整理と精読を中心に研究を進めた。これまではモリスンとフォークナーの小説を研究対象として考察を進めてきたが、エッセイや伝記等にも目を向けることで、モリスンとフォークナーの人種観についてより深い考察が可能となった。 令和5年度は思ったような研究成果を残すことが叶わなかったため、令和6年度は少しでも研究の遅れを取り戻せるよう取り組みたい。その第一段階として、現在は、国内学会での発表に向けて、研究を進めている所である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和5年度は、文献調査と整理を進めながら、論文執筆に取り組む予定であったが、学会出張や文献調査、精読の作業などを計画通り進めることができなかった。諸事情により、研究を行うことができなかっため、研究に遅れが生じてしまった。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は予定していた資料収集や文献整理、精読の作業に遅れが生じてしまった。今年度は最終年度となるため、少しでも研究の遅れを取り戻したい。まずは、精読や文献調査・整理を進め、論文執筆に向けて準備したい。尚、2024年度後半には国内学会での発表が決定しており、その準備も進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
諸事情により予定していたアメリカでの文献調査や学会出張が実施できなかったため、旅費が未使用となった。文献調査のための出張ができなかった分、資料取り寄せなどを行ったが、予定していた使用額には届かず、次年度使用額が生じた。残額は、国内出張のための旅費や、資料収集に使用する予定である。
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