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2023 年度 実績報告書

失われつつあるカチン族の言語文化の記録・保存・継承

研究課題

研究課題/領域番号 20K13024
研究機関東京外国語大学

研究代表者

倉部 慶太  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (80767682)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードカチン族 / 危機文化 / 危機言語 / ドキュメンテーション / デジタルアーカイブ
研究実績の概要

本年度も、既存の言語文化資料の整理を進めるとともに、データのデジタルアーカイブ化を進めた。同時に、現地還元を目的とした民話の紙芝居動画化とそのアーカイブ化を進めた。これらの成果により、失われつつあるカチンの言語文化の記録・保存・継承に貢献した。昨年度に引き続き、現地の政情および新型コロナ等の状況により、現地調査を行うことができなかった。
資料整理:フィールドワークにより蒐集したカチンの言語文化資料のうち未整理資料の整理を進めた。音声資料の分割・書き起こし・英訳・アノテーションを進め、289話分のELANファイルを新たに危機文化のデジタルアーカイブPARADISECにアーカイブ化し公開した。
動画資料:現地還元を目的とした紙芝居動画の作成を進め、44本の動画を新たに作成し、多言語字幕を付して公開した。動画・音声・アノテーションファイルをPARADISECにアーカイブ化した。あわせて、これまでの動画に基づく絵本を111冊公開した。
研究論文等:本課題に関連する論文1件、口頭発表6件を本年度中に公開した。加えて2024年5月までに本課題の成果論文4本が出版される予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 3件)

  • [雑誌論文] The origin of the Manau dance: A folktale text in Jinghpaw2024

    • 著者名/発表者名
      Keita Kurabe
    • 雑誌名

      Grammatical Phenomena of Sino-Tibetan Languages

      巻: 6 ページ: 55-65

    • オープンアクセス
  • [学会発表] Towards revitalization of Kachin oral literature2024

    • 著者名/発表者名
      Keita Kurabe and Gun Mai Sumlut
    • 学会等名
      Ethnic Education in Myanmar Conference 2024
    • 国際学会
  • [学会発表] 北ビルマの言語文化のデジタルアーカイブ化とその利活用2024

    • 著者名/発表者名
      倉部慶太
    • 学会等名
      デジタル・ヒューマニティーズで“繋がる×広がる”人文学
  • [学会発表] カチンの人々と一緒に昔話動画をつくる2023

    • 著者名/発表者名
      倉部慶太
    • 学会等名
      耳と目で楽しむ昔話:ブリヤート、カチン、チベット
  • [学会発表] Community-driven approach to documentation and preservation of intangible linguistic heritage of Northern Myanmar2023

    • 著者名/発表者名
      Keita Kurabe
    • 学会等名
      Language Documentation and Linguistics
    • 国際学会
  • [学会発表] Morphosyntax of the Jinghpaw-Luish languages2023

    • 著者名/発表者名
      Keita Kurabe
    • 学会等名
      Workshop on Languages and Cultures in Northeast India and Its Surrounding Areas
    • 国際学会
  • [学会発表] ジンポー・ルイ語群の類型特徴2023

    • 著者名/発表者名
      倉部慶太
    • 学会等名
      言語の類型的特徴対照研究会 第21回大会

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公開日: 2024-12-25  

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