現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定どおり、「なっている」と文末助詞“了”が比較の状況で認識的変化表現として成立するための条件を対照して明らかにすることができた。新型コロナウイルスの流行により、インフォーマントとの対面による例文の容認度調査を実施できないという問題が生じたが、音声通話やメールでのやり取りにより、問題なく調査を終えることができた。最終的に、以下のような研究成果を発表することができたため、研究がおおむね順調に進展していると判断した。 [研究発表] 上田裕2020.「認識的変化表現の日中対照―比較の状況を中心に―」,大東文化大学語学教育研究所2020年度第2回研究発表会,大東文化大学,11月30日。(査読無) [研究論文] 上田裕2020.「認識的変化表現「なっている」の成立条件―比較の状況を中心に―」,『日本語學研究』第65輯,pp.97-114。韓國日本語學會。(査読有、KCI搭載誌) 上田裕2021.「認識的変化表現の日中対照―「なっている」と文末助詞“了”を用いた比較表現を中心に―」,『日本語學研究』第67輯,pp.87-105。韓國日本語學會。(査読有、KCI搭載誌)
|