本研究プロジェクトでは、日本語と韓国語の語彙層のいくつかの問題に焦点を当て、音韻的、形態・文法的、意味・語用的、そして表記的な側面を統一的に分析できるモデルを提案する。この「関係音韻論・形態論」のモデルでは、それぞれの部門の表示形式が統一されていることが従来のモデルに比べて大きな利点である。また、パース記号論の三種類の記号(シンボル、インデックス、アイコン)の区別を取り入れることにより、形式と機能の結びつきが直接に言語表示レベルに反映されている。さらに、使用基盤モデルであるため、語彙層の連続的な性質を捉えるのにも適している。
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