研究実績の概要 |
本年度6月、当初予定していた実験①の予備実験を日本国内にて行いました。参加者は、千葉県千葉市に在住しているスリランカ人シンハラ語母語話者10名です。予備実験を行った結果、主に2点の修正点を出てきました。1点、実験実施中にパソコンの不具合が生じることです。2点、システム上の問題で、パソコンで提示される文書のフォントや字の大きさに隔たりが生じていることがありました。予備実験後にこれら2点を修正し、8月に本実験を行いました。本実験は、8月にスリランカ現地にて行いました。 実験は、申請者が今まで調査協力を依頼しているコロンボのシリジャヤワルデナプラ大学で行うことができました。一部のデータを大学内で集約できたものの、現地の事情による大学外のところでもデータを集約することにしました。結果、実験参加者は、47名を確保することができました。現在、それらのデータの整理を終えて分析を進めているところです。今後は、口頭発表の準備と論文を投稿するために取りかかりたいです。 22年度研究活動で最も得た研究実績は、国際学会での口頭発表ができたことです。今までの調査研究の内容と予備実験のデータを基に国際学会での発表を実現しました。内容は、下記に示した通りです。
Kanduboda,P.B.(2023 March). Contributions of animacy in Sinhala sentence processing [Virtual presentation]. IRCHSS 2023, University of Sri Jayewardenepura, Sri Lanka
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