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2023 年度 実績報告書

多用途検索ツールの構築―Chaucerの形容詞のデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 20K13063
研究機関島根大学

研究代表者

周 躍  島根大学, 学術研究院教育研究推進学系, 准教授 (80848549)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード多用途検索ツール
研究実績の概要

本研究の主な目的はチョーサーの単語を調べる際に迅速に、且つ客観的に単語の包括的な情報を提供し、チョーサーの言語や作品の魅力を伝え、特に日本国内において、より多くの人々にチョーサー研究への道案内をすることである。その目的を達成するために、本研究はすべてのユーザーが無料でアクセスできる検索ツール(以下「本ツール」と言う)「A Chaucer Lexicon」を構築している。
昨年度は「本ツール」のデータ整理・入力のほか、学会での発信にも注力した。特に8月の「The 2023 Hiroshima International Conference」での発表は、New Chaucer Societyの会長のStephanie Trigg、前会長のAnthony Balerに大きく評価され、メルボルン大学のTrigg教授が担当する授業でも「本ツール」が使われ、Baler氏のSNSでも紹介された。
期間を通して見ると、本研究は計画当初の限定されたユーザーしか使えないデータベースソフトウェアの案を改良して、誰もが無料にアクセスできるウェブサイトの構築に成功した。そして、ユーザーが自由に検索結果をカスタマイズできる機能なども付け加え、「本ツール」の学術的価値を高めた。
新型コロナウイルス感染症の影響はあったものの、無事にチョーサーの『トロイルスとクリセイデ』の全形容詞および『カンタベリー物語』の一部の形容詞(まだ未公開)を入力することができ、公開中の形容詞は2,345個で、総データは120万ワードを超えた。
データベースの構築という性質もあって、論文等の成果物にはつながりにくいが、期間中、国際学会を含めた5件の口頭発表をし、「本ツール」を積極的に発信してきた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] A Chaucer Lexicon and a New Access to Chaucer2023

    • 著者名/発表者名
      Yue Zhou
    • 学会等名
      The 2023 Hiroshima International Conference
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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