最終年度では,これまでに行ってきた,児童を対象にした英語語彙知識調査の結果を学会に発表し,さらに論文にしてジャーナルに投稿した。学会では全国英語教育学会と小学校英語教育学会の全国大会にて発表を行った。また,小学校英語教育学会と北海道英語教育学会誌に論文が採択された。これが最終年度の研究成果である。 3年間の研究期間を通して,日本児童英語教育学会誌やVocabulary Learning and Instructionに論文が採択されている。また,2021年度の日本児童英語教育学会の全国大会,2020年度~2022年度の小学校英語教育学会の全国大会,2022年の全国英語教育学会の全国大会でも研究成果を発表している。 具体的な研究内容は,本研究は,児童を対象に英語語彙知識調査を行うことで,どのような特徴を持つ英単語が児童にとって習得が容易で,どのような要因が語彙習得を難しくしているのかを検証することが目的であった。調査を通して,カタカナ語の特徴の有無,音素数の多さ,頻出度レベルの高さ,教室内で指導された語彙かどうかの有無などの要因が大きく語彙の習得難易度に関わっていることが示唆された。
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