現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は10月から12月にかけて以下のように実験を行った。対象は神奈川県内の大学生59名である。手順はまず、実験群と比較群は事前テストを受験した (10/27)。1週間後 (11/17)、実験群の授業で仮定法のルールを明示的に説明し、理解の確認を行った。その後、3週間に渡り、仮定法を使うコミュニケーション活動を継続的に組み込んだ(11/24, 12/1)。 実験終了後、事後テストを実施した (12/1及)。比較群には特別な活動をさせず、テストのみ受験してもった(11/1, 11/29, 12/13)。2週間後に、遅延事後テストを実施した(12/15)。 結果は現在分析を継続中である。筆記テストの分析の結果、実験群のうち、形式(文法)にフォーカスして練習を行ったグループは事前テストから事後テスト、さらに遅延事後テストまで統計的に有意に伸びを示した。また、意味中心の練習を行った実験群と、統制群と比較してもその差は事後テスト、遅延事後テストにおいて有意な差が見られた。実験で行った文法練習の効果が明らかとなった。2023年8月にこの結果を英国ヨーク大学で行われたBritish Association for Applied Linguistics (BAAL)学会で口頭発表で報告した。
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