研究課題/領域番号 |
20K13160
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
荘 千慧 神戸女子大学, 文学部, 准教授 (50711123)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Pan-Asianism / Theosophy / Theosophical Movement / 神智学研究 / 神智学運動 / 反植民地運動 / Post-Colonialism |
研究実績の概要 |
日本語としてはじめての神智学研究の論集の編集に携わり、令和4年度に青弓社より刊行しました。 ただし、コロナ禍の影響により、当初予定していたイギリス・ロンドンとインド・チェンナイの海外調査ができませんでした。成果発信に関しても、神智学研究の発表は海外のほうがインパクトが大きいものの、渡航が難しくて長い間実現できませんでした。 幸い、令和4年度末に状況が変わり、令和4年度末にロンドンの調査を再開しました。研究機関の延長申請をして、令和5年度には海外調査を行います。成果発表に関しては、スウェーデンで開催されるEuropean Society for the Study of Western Esotericism(ESSWE)のカンファレンスにも発表する予定です。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍の影響により、当初予定していた海外調査ができませんでした。成果発信に関しても、渡航が難しくて長い間実現できませんでした。研究協力者と海外の研究機関の協力である程度の資料収集はしましたが、貴重な一次資料の調査と成果発表の両方ともうまく進展できない状況でした。
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今後の研究の推進方策 |
現段階の研究成果を令和5年5月に東北大学で開催される仏教史研究会で発表します。そして6月にスウェーデンのマルメ大学で開催されるEuropean Society for the Study of Western Esotericism(ESSWE)の年度大会にて成果発表を行います。 海外調査に関して、渡航が可能になったため、令和5年度には1930年代までの上海神智学運動に活躍した人物が上海を出た後の活動内容を確認するために、イギリス公文書館・大英図書館・アメリカ議会図書館の所蔵資料を通して調査を行います。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により予定していたインドチェンナイ神智学本部、イギリス大英図書館、公文書館などの調査と神智学研究の専門家が集まるInternational Theosophical History Conferenceや西洋秘教の研究分野において最大な国際学会であるEWSSWEでの成果発表ができなかったため、旅費等の未使用額が生じました。海外渡航が再開したため、研究期間の延長申請をしました。令和5年度に1930年代までの上海神智学運動に活躍した人物が上海を出た後の活動内容を確認するために、イギリス公文書館・大英図書館・アメリカ議会図書館の所蔵資料を通して調査を行います。そして成果発表に関しては、スウェーデンで開催されるEuropean Society for the Study of Western Esotericism(ESSWE)のカンファレンスが決まりました。これらの調査と成果発表を行うため、旅費等として使用する予定です。
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