研究課題/領域番号 |
20K13177
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
木土 博成 京都大学, 文学研究科, 助教 (10737456)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 薩摩藩 / 琉球 / 宝永正徳期 |
研究実績の概要 |
東京大学史料編纂所に所蔵される「島津家文書」から、幕府-薩摩藩-琉球の三者関係にかかる史料を複写し、解読を進めた。成果の大部分は「宝永正徳期の幕薩琉関係」と題した論文にまとめ、『日本史研究』(703号、2021年3月)にて公表した。当論文の執筆に際しては、zoomなどを適宜活用し、全国の東洋史や日本近世史専攻の研究者と議論し、琉球史と薩摩藩政史・幕政史の接合といった点につき、理解を深めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍により文書調査の制限を受けたが、東京大学史料編纂所からマイクロフィルムの紙焼きを取り寄せることができた。
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今後の研究の推進方策 |
ひきつづき、「島津家文書」の読み込みをすすめるとともに、前掲「宝永正徳期の幕薩琉関係」で積み残した問題群(たとえば同時期の対馬藩の動向との比較)について考察し、論文執筆に取り組む。
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次年度使用額が生じた理由 |
書籍の購入で残額が発生した。次年度に書籍を購入する際、合算して用いる予定である。
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