研究課題/領域番号 |
20K13209
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
石原 聖子 (大知聖子) 名城大学, 理工学部, 准教授 (80650647)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 北魏 / 墓誌 / テキストマイニング / 石刻資料 / 感情史 |
研究実績の概要 |
今年度は社会貢献活動として講演を1回行った。具体的には青山学院大学のオムニバス講義にて「KH Coderによる北魏墓誌のテキストマイニングおよびMeCab辞書の作成方法」という題目で、史学科専攻の学生に対して研究成果の発信を行った。 国内の学会はオンライン形式による実施が増えたため、中国古代史のみならずデジタル・ヒューマニティーズや感情史関連の学会にも積極的に参加することができた。 海外調査を行う予定であったが、昨年度に引き続き新型コロナウイルスの影響により実施できなかった。 北魏墓誌に関する書籍を積極的に収集し、そのデータベース構築を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
今年度は北魏墓誌に関する書籍を精力的に収集し、データ入力を進めることができた。 その成果は来年度に発表予定である。 しかし、本研究で実施するはずであった中国における実見調査が全く行えないため、新史料を増やす点がやや遅くなっており、かつ、手元にあるデータを実見調査にて確認する点が実施できていない。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き北魏墓誌に関する史料を集めデータベース構築を行い、感情史的アプローチを進めたい。 自らが収集した北魏墓誌のデータを目録形式にて公開し、研究論文を発表する予定である。 新型コロナウイルスの影響がいつまで続くか見通しが立たないが、今後も当分の間海外渡航が出来ない場合、中国の図書を購入することで史料を補い、研究を進めることを考えている。海外渡航が可能になった段階で精力的に調査を進めることでフォローしたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの影響で海外渡航が出来ず、海外調査を行うことが出来なかった。国内学会もオンライン形式となったので国内旅費も使用しなかったため。 国内学会については対面形式が増えてきたため、今年度は国内旅費は使用予定である。 コロナ感染状況が落ち着いて海外調査を行うことが出来るようになれば実施したい。
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