研究課題/領域番号 |
20K13221
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
|
研究機関 | 早稲田大学 (2022) 上智大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
廣田 秀孝 早稲田大学, 高等研究所, その他(招聘研究員) (20834021)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 米国史 |
研究成果の概要 |
本研究は、19世紀末から20世紀初頭の米国における連邦移民政策の発達過程を考察するものである。特に、契約労働者と呼ばれた、あらかじめ渡航以前に米国の雇用者と労働契約を結んだ上で移民した外国人労働者に対して米国政府が実施した移民制限を分析した。その結果、輸入された労働力とそれに対する反発が、20世紀転換期の米国における移民政策の発展に決定的な影響を与えたことを明らかにした。
|
自由記述の分野 |
歴史学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国においてなぜ移民労働者が批判されるのか?人種やジェンダーはどのように移民労働者への批判と関わっているのか?今日、米国の移民官は外国人の入国や強制退去に対して絶大な権力を有しているが、その権力はどのように発展してきたのか?現代の米国における移民問題を考える上で、これらの問いは中心的な意味をもっている。本研究は、これらの問いに対して20世紀転換期の移民労働者をめぐる論争がもつ意義を示すことで、我々の米国における移民政策の歴史的理解を深めるものである。
|