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2023 年度 研究成果報告書

現代ジャマイカ都市部の葬送の変化に関する人類学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K13291
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

神本 秀爾  久留米大学, 文学部, 教授 (30732622)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード葬送 / アフリカ系ディアスポラ / 視覚表現
研究成果の概要

本研究の目的は、葬儀業者のかかわる葬儀が一般的になっているジャマイカ都市部(首都キングストンおよびスパニッシュ・タウン)において、どのように死者が悼まれているのか明らかにすることであった。本研究は文献研究と現地調査で得られた資料の分析をおこなった。文献研究では、ジャマイカを含むアフリカ系ディアスポラの葬送の歴史や現状に関するものを中心的に読み込んだ。2022年度と2023年度に実施した現地調査では葬儀業者の実態や流行の墓の形態などに関する資料を主に収集した。これまでに公開できている研究成果では、SNSに代表される視覚重視の傾向が近年の葬送の変容に大きな影響を与えていることを示唆した。

自由記述の分野

文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

大西洋奴隷貿易の「被害者」であった奴隷およびその子孫の葬送について、カリブ海地域では考古学的研究を含めほとんど記録の蓄積が進んでいなかった。本研究の社会的意義は同時代的な状況を資料として整理し日本語だけでなく英語でも発表した点にある。本研究の学術的意義は、ジャマイカ黒人の人種的アイデンティティ(黒人性)に関する文化人類学的・社会学的議論に葬送の事例を通じての貢献をおこなうことができた点にある。

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公開日: 2025-01-30  

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