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財政再建のスピードとその方法(支出削減か増税か)に関して、財政の持続可能性、経済厚生、各世代の厚生の公正性の観点から理論分析を行った。まず、財政の持続可能性の観点からは税ベースよりも支出ベースの再建案の方が好ましいことが示された。経済厚生の観点からの再建案の選択は、国の経済の国債残高、生産性、税、公共財からの効用などの水準、さらに政策当局者が経済厚生を基準にするかそれとも世代間の公正性をより重要視するかの違いに大きく依存するが、共通して言えたことは、財政再建はできるだけ早いペースで行うべきであるということである。また、昨今の金融リテラシー向上を掲げる国々における財政運営の理論的示唆も提示した。
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