• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

企業による品質決定を考慮した場合のパススルーおよび帰着についての実証分析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K13472
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07040:経済政策関連
研究機関小樽商科大学

研究代表者

土居 直史  小樽商科大学, 商学部, 教授 (30633945)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードパススルー / 品質選択 / 離散選択モデル
研究成果の概要

「企業による品質選択を考慮した場合、費用変化による価格や余剰への影響は市場の特徴(企業数や需要関数の形状など)とどのような関係を持つか」という問いについて実証的に明らかにすることを目指して研究を実施した。

研究期間中の主な成果は以下の2点である。第1に、需要モデルを推定するための新たな推定方法を考案した。第2に、実証分析に用いる変数選択や推定結果の解釈において必要となる理論的枠組みについて、既存のものを企業による品質選択がある場合へ拡張した。それに基づき、その場合の費用変化の影響について理論的に整理した。

自由記述の分野

実証産業組織論

研究成果の学術的意義や社会的意義

主な成果のひとつである新たな需要推定方法は、幅広い産業の需要推定において標準的に用いられているランダム係数ロジットモデルに関するものであり、多様な文脈で利用可能なものである。

もうひとつの主な成果は、費用変化の影響を考えるための理論的枠組みを、企業による品質選択のある場合へと拡張したことである。生産に関する規制や税は、生産者にとって、原材料費などの費用の増加と同じ意味合いを持つ。したがって、そのような政策の影響を予測するためにも、費用変化による影響の理解は重要である。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi