研究課題
本研究課題の目的は、環境問題・環境政策が人的資本の形成に与える影響を明らかにし、今後の環境政策の立案にとって示唆に富む科学的証拠を提供することである。具体的には、(1)黄砂の飛来が子どもの健康をどれくらい損なうのか(2)ディーゼル車規制の実施による経済的・疫学的な便益はどれくらいなのか、という二点をそれぞれ韓国と日本のデータを使って実証的に分析する。2020年度は本研究課題の1年目(4年間のうち)にあたり、先ずは実証分析に必要な個票データの収集と整備を行った。
2: おおむね順調に進展している
当初の計画通りにデータの収集と整備が進んだ。
整備したデータセットを用いて分析を行い、予備的な結果が得られ次第、国内の学会やセミナーなどで報告する計画である。