人の労働力に頼る割合の大きい労働集約型作業における生産効率向上および生産性を確保するため、作業現場における人材力向上に対する対処方法が重要な課題になっている。人材力向上の主要な要因に関しては、作業者の適性、知識・経験及び作業員の満足度の個人差が挙げられる。そこで本研究では、生産効率向上および生産性の不確実性を低減するため、人材力向上の主要な要因に対する対処方法に関する研究の目的であり、2021年度に引き続き、2022年度も作業員が熟練者となった段階において、熟練者の離職率を低減する方策を実施するために離職願望が生じるメカニズムを考察した。特に、人を対象とするサービス業の生産性影響要因とサービス業(介護職) における作業員の満足度に影響する要因および職業性ストレス特徴を解明し、離職率を低減するための成果を得た。さらに、中国の製造業における作業員の満足度に影響する要因と職業性ストレスを調査・分析した。得られた成果は複数の論文誌に2篇の論文が掲載された。また複数の国内学会で発表した。
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