研究課題/領域番号 |
20K13559
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研究機関 | 釧路公立大学 |
研究代表者 |
曽我 寛人 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (70803211)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 文化的知性 / 海外進出 / 中小企業 / 多国籍度 |
研究実績の概要 |
文化的知性と企業の国際パフォーマンスの関係を分析する際に考慮に入れる要素を探索した。具体的には、Web of Scienceから中小企業の国際化と関連する書誌情報及び論文を収集し、先行研究の分析視座等にかんする検討を行った。その結果、4つの要素を特定するに至った。なお、この研究成果の一部を、「中小企業によるアントレプレナーシップとしての国際化にかんする研究動向―Hist Citeによるシステマティック・レビュー―」として『同志社商学』の第73巻、第5号に投稿した。 さらに、国際パフォーマンスに関する研究も実施した。具体的には、日系企業の多国籍度と国際パフォーマンスの関係に関する実証分析を行い、本研究課題の最終段階の調査及び分析において多国籍度を考慮に入れる必要があることが示唆された。この成果を「日系企業の多国籍度と業績の関係に関する定量的分析」として『釧路公立大学地域研究』の第30号に投稿した。 また、企業の海外進出と関連した研究も実施した。具体的には、エントロピー・モデルの枠組みに従って、海外子会社設立時の立地選択と国際人材の派遣に関するモデルをそれぞれ構築した。前者の成果については「海外子会社の立地選択に関するエントロピー・モデル」として『日本貿易学会研究論文』の第11号に投稿し、後者の成果については「国際人材の派遣先国の特徴に関するエントロピー・モデル―日系企業を対象とした分析―」として第67回 日本経営システム学会全国研究発表大会にて発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
先行研究から文化的知性と企業の国際パフォーマンスの関係を測定する際に必要となる要素を抽出できていることと調査対象者のリストを入手できていることから、当初の計画通り2022年度に調査を実施できる状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに特定した要素の具体的な質問項目を検討し、調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の影響により、ヒアリング調査を実施することが難しい状況にあったことと学会参加にかかる旅費が不要となったことにより、差額が生じた。 この差額の分については、学会参加やヒアリング調査の旅費として使用する。
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