研究実績の概要 |
本研究の目的は、多国籍企業である海外子会社撤退の意思決定を受けた海外子会社マネジャーによる反応について研究を行い、海外子会社の撤退に関する理論構築に貢献していくことである。これに向け、本研究では研究方法として詳細ケーススタディを用いる。過去5年以内に複数の海外市場から撤退した日本企業2~3社を選定してケース企業とし、インタビュー調査などを通してデータを収集したうえで分析を行っていく。
令和3年度には1つ目のケーススタディとして既に収集していたインタビューデータや2次文献データをもとに分析を行った。そして国際学会(Academy of International Business, Annual Meeting 2021)での発表、そして国内の発表(一橋大学 IIR Summer School 2021)を行い、意見をもらった。
これを踏まえて、1つ目の研究論文を共同研究者とともに執筆して国際ジャーナルであるThe International Review of Retail, Distribution and Consumer Researchに投稿した。査読を経て掲載に至った。さらに、2つ目の研究論文につき、共同研究者とともに検討を重ねた。
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