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2020 年度 実施状況報告書

自社外の人的ネットワークが女性従業員の垂直的キャリア形成意欲にもたらす影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K13591
研究機関東日本国際大学

研究代表者

中村 暁子  東日本国際大学, 経済経営学部, 講師 (30847520)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワードロールモデル / 女性管理職 / キャリア・アスピレーション / 昇進意欲 / 人的ネットワーク / ジェンダー
研究実績の概要

本研究は,自社外ネットワークの中のワークキャリアに影響をもたらした人物に関する研究調査である。本研究課題について今年度は,当初の予定通り,質問紙による量的調査を実施した。
調査はコロナウイルスの蔓延状況を鑑み,当初の予定から変更してインターネット上での量的調査を行った。実施した調査の目的は女性たちの自社外での活躍の場における人的ネットワークを特定するもので,人的ネットワーク構造の特徴をとらえるだけでなく,このネットワークの中にキャリア意欲に影響をもたらした人物がいたのか,あるいはロールモデルとなる人物がいたのか,どのような特徴があるのかといった人的ネットワーク内の特徴的人物の特定が目的である。
当初と異なる調査方法を用いるということもあり,オンライン上での調査票の再作成や調査票の公開方法の計画と実行,調査対象者への調査実施の周知等に予想外にも時間がかかってしまった。また,回収率が計画の推定数よりも少なかったため,どのような分析が可能かという手法や分析のための視点を再検討しなければならない。しかし回答数は少ないものの,大変興味深く貴重な調査結果が得られたと考えている。
来年度はこの調査・分析結果をもとに追加の調査と,結果公開のための学会報告,論文の執筆を行う予定である。ただし,コロナウイルスの感染拡大が著しく,追加の調査の実施と学会報告の目処が立っていないという問題がある。この点について計画の修正が必要と考える。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けているため,調査や学会での報告に課題を抱える。

今後の研究の推進方策

本研究ではミックスメソッドを用い,質問紙による量的調査と,インタビューによる質的調査の両輪からアプローチを行うものである。
現段階では量的調査である質問紙による調査まで終了したが,コロナウイルス感染拡大により計画とは異なるプラットフォームを用いて調査をしたことにより,分析方法の再検討が必要な状況がある。
また,コロナウイルス感染拡大のため,インタビュー調査の目処が立たないという課題と,学会での報告の目処が立たないという3点の問題を現状の課題として抱えている。
この点について早急に再計画をしなければならないと考えている。

次年度使用額が生じた理由

質的調査の方法が変更になったため。また,インタビュー調査が実施できておらず,謝礼に計上していた金額を使用していないため。

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公開日: 2021-12-27  

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