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2022 年度 実績報告書

ブランド・イメージを通じたブランドとの関係性の強化に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K13632
研究機関流通科学大学

研究代表者

羽藤 雅彦  流通科学大学, 商学部, 教授 (50756640)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードブランド / ブランド・イメージ / マーケティング / 消費者行動 / ブランドとの同一化
研究実績の概要

本研究の目的は、ブランド・イメージに着目し、その概念の特徴や測定手法、また、消費者に与える影響を検討することである。 本年度は、令和2年度に行ったブランド・イメージに関する幅広いレビューを参考に、ブランド・イメージを包括的に把握することは困難と判断し、その一側面に注目した研究を行った。まず、ブランド・イメージそのものに注目するのではなく、消費者自身が感じるブランドとの一体感の高低に着目し、それが新規の消費者を肯定的に受け入れるかどうかに影響することを実験によって明らかにした。また、同一ブランドを利用する消費者間には一種の仲間意識が生まれ、それが購買行動に対して影響を及ぼすこともいくつかの調査から明らかにしている。この仲間意識は魅力的なブランド・イメージがきっかけになった生まれることが示唆される。以上、本年度検討した事項については学会や論文を通じて発表している。
研究期間全体では、ブランド・イメージの包括的なレビューを通じてブランド・イメージとはどういった概念であるか、また、それはいかに測定されてきたのか、消費者の購買行動に対していかなる影響を及ぼすのかを整理することができた。その結果に基づき、ブランド・イメージが消費者に及ぼす影響を多角的に検討することができた。また、消費者とブランドとのイメージの一致度によって、新規の消費者を受容する度合いが異なるといった、ブランド研究でこれまであまり着目されてこなかったブランドが有する負の側面についても解明することができた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 同じブランドを利用する消費者の存在は重要なのか? : コミュニティ感覚に注目した研究2023

    • 著者名/発表者名
      羽藤 雅彦
    • 雑誌名

      流通科学大学論集流通・経営編

      巻: 35 ページ: 1-21

    • オープンアクセス
  • [学会発表] ブランド・リレーションシップが生み出す負の側面: ファンは常にブランドの利用者が増えることを喜ぶのか2022

    • 著者名/発表者名
      羽藤 雅彦
    • 学会等名
      日本消費者行動研究学会
  • [学会発表] 同じブランドを利用する消費者の存在は重要なのか?: コミュニティ感覚に注目した研究2022

    • 著者名/発表者名
      羽藤 雅彦
    • 学会等名
      日本商業学会
  • [学会発表] 二次流通市場への意識は一次流通市場における購買行動にどういった影響を及ぼすのか2022

    • 著者名/発表者名
      張 恵美、羽藤 雅彦
    • 学会等名
      日本消費者行動研究学会
  • [図書] 地域創生と観光2022

    • 著者名/発表者名
      陶山 計介、室 博、小菅 謙一、羽藤 雅彦、青谷 実知代
    • 総ページ数
      230
    • 出版者
      千倉書房
    • ISBN
      4805112735

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公開日: 2023-12-25  

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