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2022 年度 研究成果報告書

条件付保守主義の計測方法に関する問題点の解明とその改善方法の探求

研究課題

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研究課題/領域番号 20K13641
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07100:会計学関連
研究機関福井県立大学

研究代表者

山下 知晃  福井県立大学, 経済学部, 准教授 (50754553)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード条件付保守主義 / Basu (1997) / 会計上の保守主義 / Collins et al. (2014) / CFOの非対称性 / Basuモデル
研究成果の概要

会計上の保守主義は実務的にも学術的にも大きな関心を集めている会計の重要な特徴の一つである。本研究では会計上の保守主義の中でも条件付保守主義に注目し、その計測手法として広く用いられているBasu[1997]を日本のデータに適用する際の問題点を分析し、その改善策について検討を行った。本研究の主たる分析結果として、(1)日本のデータに条件付保守主義を適用する際には、Collins et al.[2014]によって指摘されたCFO非対称性が問題となること、(2)したがって、CFO非対称性によるバイアスを避けるために、アクルーアル・モデルを用いた条件付保守主義の計測を行う必要があることが明らかになった。

自由記述の分野

財務会計

研究成果の学術的意義や社会的意義

条件付保守主義は近年、財務会計領域で活発に研究が行われているテーマである。条件付保守主義を計測するために広く用いられてきたBasuモデルについては、米国を中心にその妥当性が議論されてきた。しかし、これまで日本のデータに対する検証は十分には行われてこなかった。本研究の成果は、日本のデータに対してBasuモデルを応用する際の問題点とその問題点への対処法を検討しており、日本企業の条件付保守主義に関する研究の信頼性を高めることに貢献するものと期待できる。また、本研究の成果は、日本企業の会計行動の特徴をより正確に理解することを可能にし、研究者のみならず実務家にとっても意義を有するものである。

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公開日: 2024-01-30  

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