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2023 年度 研究成果報告書

のれんとシナジーに関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K13647
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07100:会計学関連
研究機関国士舘大学

研究代表者

島崎 杉雄  国士舘大学, 経営学部, 准教授 (30774525)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードのれん / 企業結合 / シナジー説 / (期待される)シナジー / 企業結合のれん(構成要素4) / 継続企業のれん(構成要素3) / のれんの構成要素 / IASB
研究成果の概要

シナジー説ののれん概念を展開してきたIASBは,のれんの構成要素のなかでも企業結合のれんを「期待されるシナジー」によって記述しようと試みたが,企業結合における支払対価および期待されるシナジーの情報価値そのものが重視し,のれんは単なる差額として,シナジーを説明するうえでのフレームワークもしくは手段でしかないものと考えられる。
日本国内のエビデンスで検証を行ったところ,企業結合時の支払対価の金額に含まれるシナジーは,企業結合前に識別されていない継続企業のれんに含まれていると考えられ,企業結合のれんを「期待されるシナジー」とする解釈に至ることはできないと考えられる。

自由記述の分野

財務会計

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,制度会計または会計理論上,通説とされてきたシナジー説とは異なるのれんの見解,および当該見解の中心となるシナジーの対象が変化したことを明らかにした。そこで議論の対象となったものは,のれんの構成要素のうち企業結合のれんであり,日本国内のデータを用いて,企業結合のれんのシナジーとの関係性を検討した。本研究は,のれん概念の制度的研究,ならびに当初認識時に着目したのれんの実証研究において,新たな知見の蓄積となることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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