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2021 年度 実施状況報告書

オルタナティブな消費スタイルの可能性に関する研究-ダウンシフターの価値意識の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K13674
研究機関弘前学院大学

研究代表者

藤岡 真之  弘前学院大学, 社会福祉学部, 准教授 (60405727)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードダウンシフター / オルタナティブな消費 / 調査
研究実績の概要

本研究は、スローな生活、オーガニック消費、環境に配慮した消費など、オルタナティブな消費スタイルを実践しているダウンシフターを対象に調査を行い、その価値意識を明らかにすることを目的としている。
2年目となる本年度は、上記の研究目的を明らかにするのに適切であると考えられる8件の対象者にインタビュー調査を実施する予定であった。しかし、前年度から続いている新型コロナウイルスの感染は、収まらないどころか拡大したため、2件の調査を行うにとどまった。特に、時間的余裕があり調査が実施しやすい時期である、大学の長期休暇期間中の8、9月および2、3月は、それぞれデルタ株、オミクロン株の感染拡大と重なり、遠隔地への移動は見合わせざるをえなかった。
このような事情から、本年度の2件の調査は、いずれも青森県内で実施した。これらの調査では、オルタナティブな消費、およびそれに関する商品に対するに見方についての重要な知見を得ることができた。オルタナティブな消費は、その種類にもよるが、量的な側面を考慮するならば、地方都市においてよりも大都市部あるいはその近郊において、より多く観察できるようにも思えるが、本年度の調査では、このタイプの消費が、地方都市においてもそれなりの広がりを持っているということが明らかになった。
上記2件の調査では、当初の調査計画には含まれていなかった対象者を対象にしたのであるが、貴重な知見を得ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初は、時間的余裕のある8~9月、および2~3月に遠隔地にて調査を行う予定であった。しかし、これらのいずれの時期も新型コロナウイルスの感染拡大が発生したため(デルタ株とオミクロン株)、遠隔地での調査は見合わさざるをえなかった。結果、近隣地域において2件の調査を行うにとどまったが、これらの調査では、貴重な知見を得ることができた。

今後の研究の推進方策

時間的余裕という観点から考えると、調査を行いやすい時期は、大学の長期休暇期間中である8、9月および2、3月である。しかし、これまでの2年間については、この時期は、新型コロナウイルスの感染拡大と重なりやすく、調査の実施が困難であった。したがって、今後は、状況をみて、上記の期間以外にも、柔軟に調査を実施することとしたい。また、状況次第では、これまでと同様、北東北を中心とした地域で調査を実施することとなるかもしれない。その場合には、すでに調査を行った対象者に再度調査を行い、より深い知見を得ることも考えている。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの感染拡大により、予定どおりの調査を行うことができなかったため次年度使用額が生じた。これは、次年度に調査を実施する際の旅費等に充当する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 新・消費社会論2021

    • 著者名/発表者名
      間々田 孝夫、藤岡 真之、水原 俊博、寺島 拓幸
    • 総ページ数
      278
    • 出版者
      有斐閣
    • ISBN
      978-4-641-17461-0

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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