研究課題/領域番号 |
20K13686
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
西尾 雄志 近畿大学, 総合社会学部, 准教授 (30434335)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ハンセン病問題 / ワークキャンプ / NGO |
研究実績の概要 |
本研究は、疑似家族的な親密圏が構築される活動をモデルとして、ハンセン病問題経験学習 理論を構築するものである。そのために、文献研究と、インタビュー調査、類似のテーマを研究する研究者との研究会を行うことがおもな研究内容となる。 コロナ禍の影響で、オンライン授業に対応した授業教材の準備に膨大な時間がかかることとなり、教育のエフォート率が大幅に増加してしまった影響で、研究のエフォート率が大幅に低下してしまった。 2011年春頃より、研究体制をととのえ、基礎研究として文献調査を開始した。 ハンセン病問題において、擬似的な親密圏が構築される活動(ワークキャンプ)を展開するNGO顧問に対するヒアリングを開始し、最近の活動に関する調査を開始した。 そこにおいて、現在の活動が、過去の調査時と異なる特徴を持つこと、それがハンセン病啓発に対してどのような影響を及ぼすかという論点が浮かび上がった。本研究テーマは、「疑似家族的な親密圏が構築される活動をモデルとしたハンセン病問題経験学習理論の構築」であるが、モデルとする活動において、組織化が進展していることも明らかになり、それがハンセン病学習にどのような影響を与えるかが論点として抽出された。 遅れを取り戻すため、モデルとなる活動を主催するNGOの顧問と研究体制を構築し、さらに発展させるため、研究の論点を整理し、それを明らかにするために必要な研究方法などに関して検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍の影響で、教育に関するエフォートが増大し、それに伴い、研究のエフォート率が低下したことで、研究に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍に対応したオンライン学習用の授業資料の準備にかける時間の減少が見込まれるため、研究に対する時間をある程度確保することができた。zoomなどを活用した研究会を定期的に行ない、遅れを取り戻していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響で、授業準備に忙殺され、予定していた研究エフォートに大きな変動が生じ、かつ研究出張が予定通り実施できなかったため。
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