研究課題/領域番号 |
20K13716
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
長谷川 和美 名古屋学院大学, 外国語学部, 講師 (90826562)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | アイヌ / アイヌ教育 / 北海道 / 植民地主義 / 明治期 |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症拡大のため、研究に制限がかかったが、2021年10月5日から15日まで基礎資料調査の一部を実施する事ができ、国会図書館での明治期の北海道教育雑誌掲載のアイヌ記事の収集や北海道での吉田巌、白井柳治郎等の日本人教員の資料調査を行った。学会発表はなかったが、2021年10月23日の名古屋学院大学平和学会の研究会にて、近代アイヌ教育を6つに分類(1 官立「アイヌ特設学校」「旧土人学校」2 英国聖公会系私立学校 3 私立実業学校(虻田実業補習学校)4 近代教育の中でのアイヌ教員による教育 5その他仏教系、真宗大谷派等)にして、教育政策の複眼性に着目して議論をする事ができた。来年度は、資料収集を続けると共に、学会発表、論文執筆を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大のため、図書館の閉館、入場制限、県を越えた移動禁止・自粛など、様々な点で制限がかかり、研究に大きな制限がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
来年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けることなく、北海道でのアイヌ教育に関する基礎資料調査を引き続き行いと考えている。また、学会発表を通じて、他の研究者からの指導を頂きながら、議論を進め、論文執筆を進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症拡大のため、県を越えた移動が禁止になったり、制限がかかったため、資料収集調査のための旅費に影響があった。来年度は、制限がかからず、自由に渡航できることを前提にして、さらに研究を進め、他の研究者との議論を進めていきたいと考えている。
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