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2022 年度 研究成果報告書

ブルーナーの教育論における客観的な知識の性質としての客観性の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K13859
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関名城大学

研究代表者

嶋口 裕基  名城大学, その他部局等, 准教授 (80631936)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードジェローム・ブルーナー / プラグマティズム / カール・ポパー / ウィリアム・ジェイムズ / リチャード・ローティ / ネルソン・グッドマン / 構成主義
研究成果の概要

アメリカの心理学者であるジェローム・ブルーナーが想定した客観的な知識の性質としての客観性を解明することを目的として、本研究を進めた。本研究によって、まずブルーナーにおける知識の真偽判断はネオ・プラグマティズムに依拠していることを明らかにした。次に、ブルーナーはカール・ポパーのいう世界3を客観的世界であると見なしていることを示し、世界3を視点にブルーナーの心理学説や教育論を解釈できることを示した。

自由記述の分野

教育思想

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでブルーナーは古典的プラグマティストとみなされてきた。それゆえブルーナーのプラグマティズムはネオ・プラグマティズムに位置づけられることを示したことは、本研究の大きな学術的意義といえる。またポパーのいう世界3から、客観的とは思考を外化したものという意味であるとする解釈を示し、それをブルーナーの理説にあてはめられることを示したので、客観性の感覚を育む新たな視点・論点を提供できうる点に社会的意義があると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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