研究課題/領域番号 |
20K13873
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
早川 知宏 島根大学, 学術研究院教育学系, 助教 (40868238)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | インクルーシブ教育 / 特別活動 / 学級活動 / キャリア教育 |
研究実績の概要 |
2022年度においては、日本とドイツにおけるインクルーシブ教育と規律に関する文献調査を中心に行い、本科研の対象となる多様なニーズに応じた規律の指導は、ドイツでは学級会で行われており、日本の生活指導論との関わりがあることが明確となった。そこで、生活指導論の視座から日本の学級活動の検討を行い、どのように子どものニーズに応じた学級活動を組織するのか、その指導方法について研究を行った。とりわけキャリア教育に焦点を当てながら、子どもの共同的な学びや民主主義的な学びの促進のあり方について検討を行い、子どもの生活に切実な課題をいかに設定するかが実践課題として明らかとなった。2022年度は渡独を実施できておらず、現在は文献研究にとどまっている状況である。次年度はドイツにおける実践について研究していくため、継続して研究していく必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究の目的は、多様な発達上の背景を持つ子どものニーズに応答するインクルーシブ教育時代の中で、どのように規律の指導を構想し、実践するかを明らかにすることであり、渡独を踏まえて明らかにする予定であったが、渡独する難しさがあったため、実態調査ができていない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
期間延長したため、改めてドイツに行き実態調査を行うことを計画したい。もし不可能となった場合、文献を考察対象として研究を進めていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
科研を延長し、次年度に研究発表を予定しているため、次年度使用額が生じた。
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