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2021 年度 実施状況報告書

協働学習の「評価」に対する教師の専門性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K13881
研究機関大東文化大学

研究代表者

児玉 佳一  大東文化大学, 文学部, 講師 (30824776)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード協働学習 / 教師の専門性 / Evaluation / Assessment / 即興的思考
研究実績の概要

当初の研究計画では、協働学習における「評価」の困難さを検討するための質問紙調査とインタビュー調査、Web調査用の実験刺激の作成を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症による学校閉鎖や入校者制限などもあり、学校での調査自体が難しい状況が続いた。このような状況を踏まえて、調査実施を昨年度に引き続き延期せざるを得なかった。また、実験刺激も演者にグループ学習中の様子を演じてもらうという内容であったため、感染症防止を優先して刺激作成も保留した。
その代わりとして、文献調査により、協働学習における「評価」の実践や議論の焦点、「評価」に関わる教師の専門性などについて精査した他、協働的作業に対する認識に関するメタ分析を行ったり、これまでに実施してきた協働学習における教師の専門性に関する研究をまとめて博士論文を完成させたり、分析、執筆に力点を置いて活動した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

上述のように、新型コロナウイルス感染症の状況によって調査が著しく制限されたためである。

今後の研究の推進方策

昨年度冬季に比べると感染状況は落ち着きつつあり、学校でも可能な限りの協働的な授業への取り組みが進んでいる。調査協力校と連携を取りながら調査実施を図る予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の蔓延により、授業や協働学習に関わる調査に著しく制限が起き、今年度中の実施を断念したため。断念した調査については次年度以降に実施する予定であり、その際に繰り越した助成金を使用する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 協働学習における小学校教師の専門性の検討―実践的知識を中心に2022

    • 著者名/発表者名
      児玉佳一
    • 雑誌名

      東京大学教育学研究科博士論文

      ページ: 1-339

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学校教育を受ける日本人の協同作業認識は約10年でどう変化したか―協同作業認識尺度に対する時間横断的メタ分析2021

    • 著者名/発表者名
      児玉佳一
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌

      巻: 45(suppl.) ページ: 221-224

    • DOI

      10.15077/jjet.S45106

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 学習形態の移行における教師の即興的思考(話題提供)2021

    • 著者名/発表者名
      児玉佳一
    • 学会等名
      日本教育心理学会第63回総会
  • [図書] 教師と学生が知っておくべき教育方法論・ICT活用(分担執筆:教授・学習デザイン)2022

    • 著者名/発表者名
      武田明典・村瀬公胤(編)・児玉佳一他18名
    • 総ページ数
      145
    • 出版者
      北樹出版
    • ISBN
      9784779306761
  • [図書] これからの教師研究―20の事例にみる教師研究方法論(分担執筆:グループ学習中における教師の子どもへの支援―授業観察とインタビューによる教師のモニタリングとサポートの検討)2021

    • 著者名/発表者名
      秋田喜代美・藤江康彦(編)・児玉佳一他21名
    • 総ページ数
      322
    • 出版者
      東京図書
    • ISBN
      9784489023620

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公開日: 2022-12-28  

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