研究課題
若手研究
本研究では,医療者に依存せず,親・保育者が3歳未満児に対して行う予防接種関連疼痛低減ケアモデルの構築を目的としていた。2020年度は,基礎的データとして予防接種における子どもと保護者の実態を調査した結果、予防接種を強く嫌がる子どもは4割弱おり,子どもを予防接種につれて行くことを苦痛に思っていた保護者は5割程度おり、介入の必要性が示唆された.しかし2021年度、2022年度はCOVID-19の影響により,保育所等への立ち入りを差し控える必要性などもあり実施できず、研究は終了することとなった。
小児看護
本研究は、①3歳未満という、今までは理解を得る対象とされてこなかった年齢の子どもを対象とすること、そして、②従来親の裁量に任せていた予防接種の説明を、準備教育として方法を開発すること、この2点が本研究の独自性、創造性である。従来は全く支援が行われていなかった対象者に、初めてアプローチを試みる、貴重な研究であると考える。ただ、COVID-19の影響により十分に研究活動が行えなかったことが残念である。