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2020 年度 実施状況報告書

幼児の有酸素性能力、運動能力、日常の身体活動量、生活習慣との関連

研究課題

研究課題/領域番号 20K13960
研究機関びわこ成蹊スポーツ大学

研究代表者

秋武 寛  びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 准教授 (10736408)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード幼児期運動指針 / 最大酸素摂取量 / 持久走 / マラソン大会 / 運動あそび / 連続した中高強度身体活動 / 心拍数 / トレッドミル多段階漸増運動負荷テスト
研究実績の概要

わが国では文部科学省が、「幼児期運動指針」で「様々な遊びを中心に毎日合計60分以上楽しく体を動かす」という目標を掲げているものの、幼児の身体活動量の具体的な推奨値が設定されていない。本研究は、有酸素性能力、運動能力(質的、量的評価)、日常の身体活動量 (歩数、座位行動時間、低強度活動時間、中・高強度活動時間、1回あたりの座位行動持続時間、中・高強度活動持続時間)、生活習慣との関連を明らかにし、「幼児期運動指針」への具体的な推奨値を作成するための基礎研究を展開する。特に有酸素性能力において吉澤は、著書「幼児の有酸素性能能力の発達」の中で(杏林書院、2002)、有酸素性能力(酸素摂取量)は、4歳から成人と比較して、ほぼ変化がなく幼児期から持久的な運動を取り入れることを推奨している。このように幼児期の有酸素性能力は、健康関連指標とより強く関わっていることが示唆されているが、1990年以降、ここ30年間わが国や諸外国においても報告が見あたらない。
明らかにする項目は、以下の通りである。①幼児を対象として有酸素性能力(酸素摂取量)を明らかにする。②運動能力(質的、量的評価)は、運動能力測定を行い、明らかにする。③日常の身体活動量は、加速度計を用いて1週間24時間連続して測定し(入浴、水泳以外)、歩数、座位活動時間、低強度活動時間、中・高強度活動時間、高強度活動時間、連続した座位活動時間、中・高強度活動時間を明らかにする。④生活習慣調査は、生活習慣、生活環境、睡眠などアンケート調査を実施し、これらを明らかにする。⑤有酸素性能力、運動能力(質的、量的評価)、日常の身体活動量、生活習慣の関連は、統計的手法を用いて関連を明らかにする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は、有酸素性能力、運動能力、日常の身体活動量 、生活習慣を調査する予定であった。しかし、2020年度は、新型コロナウイルスの影響を受け、当初計画していた測定ができなかった。そのため、当初計画していた物品費、旅費、人件費、その他は、計上できなかった。次年度は、測定ができることを願って、計上したいと考えている。

今後の研究の推進方策

本研究は、幼児の有酸素性能力、運動能力(質的、量的評価)、日常の身体活動量(歩数、座位行動時間、低強度活動時間、中・高強度活動時間、1回あたりの座位行動持続時間、中・高強度活動持続時間)、生活習慣との関連を明らかにすることである。①幼児を対象として有酸素性能力(酸素摂取量)を明らかにする。②運動能力(質的、量的評価)は、運動能力測定を行い、明らかにする。③日常の身体活動量は、加速度計を用いて1週間24時間連続して測定し(入浴、水泳以外)、歩数、座位活動時間、低強度活動時間、中・高強度活動時間、高強度活動時間、連続した座位活動時間、中・高強度活動時間を明らかにする。④生活習慣調査は、生活習慣、生活環境、睡眠などアンケート調査を実施し、これらを明らかにする。⑤有酸素性能力、運動能力(質的、量的評価)、日常の身体活動量、生活習慣の関連は、統計的手法を用いて関連を明らかにする。
次年度は、新型コロナウイルスの感染予防を最優先事項として、幼稚園や保育所、保護者とも緊密に連携して、今後測定を実施していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

2020年度は、新型コロナウイルスの影響を受け、当初計画していた測定ができなかった。そのため、当初計画していた物品費、旅費、人件費、その他は、計上できなかった。次年度は、測定ができることを願って、計上したいと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 幼児の量的な指標を用いた運動能力と質的な指標を用いた基礎的運動スキルとの関係2020

    • 著者名/発表者名
      秋武 寛、鉄口宗弘、三村寛一
    • 雑誌名

      幼児体育学研究

      巻: 12巻1号 ページ: 11-19

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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